インドが色に染められる日「ホーリー祭」

2017年3月19日

私が、インドに住みはじめて、一番最初に驚いたのは、「お祭りの多さ」でした。というのも、インドはヒンドゥー教が一番多くはありますが、それでも全体の約80%弱で、その他、イスラム教やシーク教、ジャイナ教など様々な宗教があります。またインドは29の州に分かれていて、それぞれの州ごとにお祭りがあったりします。そんな様々な理由が合間ってか、本当にほぼ毎日のようにどこかでお祭りが行われています。

そのお祭りの多いインドの中でも、インド全国で共通して祝われるような大きなお祭りがいくつかあります。そのひとつが「ホーリー祭」です。ホーリーは、春の豊作祈願のお祈りをするお祭りです。もともとは北インドで始まっているお祭りですが、今では、南インドでもほとんどの地域でこのお祭りが行われています。イメージ的には、日本の節分の豆まきに近い習慣かもしれません。

ホーリーについて少しでも知っている方だと、「あ、あのカラフルな祭ね」と答えられると思います。ホーリーでは、日本の節分の豆の代わりに色粉や色のついた水を街中、そこら中で掛け合います。この日ばかりは、知り合いだろうと、知り合いでなかろうと、街を歩いていれば、どこからか色粉だったり色水を浴びせられて全身がカラフルになってしまいます。

日本在住のインド人の方がスタートしたのか、どうやら日本国内でもホーリー祭のイベントを開催している場所もあるようです。ご興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?くれぐれも、お気に入りの洋服を来ていかないようにお気をつけください。

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