ニースの春祭り

みなさん、こんにちは。 フランスにも、やっと春が訪れました。 そのことを祝福して、2月中旬から下旬にかけて、南仏のニースでは、春祭りが開催されていました。

ニースの春祭りでは大きな山車のようなセットがいくつも登場し、次々にメインストリートを練り歩く様子を観ることができます。今回は、その様子をご紹介します。

「花合戦」と呼ばれる由縁

この春祭りは「花合戦」"Bataille de fleurs"と呼ばれています。 「花合戦」の名前の由縁は、花に包まれた大きな乗り物が海岸沿いを列になって進みながら、観客に向かって無数の花を投げるところから来たようです。

投げられた花に当てられた人は、その1年間、何か幸せなことが起こるといわれています。

こうした「花合戦」は、地元の花の品種や多様性を高められるように、という願いが込められて、フランス南部に広まったそうです。このお祭りは100年以上の歴史のあるカーニバルで、ヨーロッパでは非常に有名なんだそうですよ。

私のお気に入りの山車

花合戦では、たくさんのパフォーマーと山車が練り歩いたのですが、その中でも 私のお気に入りは、"We Will Rock You"や"Eye of the Tiger"をはじめとする伝統的なロックを演奏する人たちと、音楽に合わせてパフォーマンスをする人を乗せた山車です。 驚いたのは、ヴァイオリニストとフルート奏者も演奏しながら、一緒にパフォーマンスしていたことです。 才能が凝縮された山車でした。

細部まで精巧に作られた山車を堪能しただけでなく、 花もキャッチすることができたので、とてもうれしいです。

ERCIMでの勤務も忙しくなってきたころだったので、とても息抜きになりました。次回は、お仕事のお話をご紹介します！ お楽しみに！