アノテーションのススメ

2017年4月23日

みなさん、こんにちは、ターニャです。
タイトルに聞きなれない言葉があると思いますが、アノテーションとは注釈のことです。

IT業界において、アノテーションとは、補足となる情報を本来のデータに加えることを意味します。
具体的には、動画共有サイトで視聴者がコメントをしたり、文書を作成した際に、余白に 文字を加えたりすることです。

アノテーションの新基準とは

このアノテーションに関して、2017年2月23日にW3C Web Annotation Groupがおすすめのアノテーション基準を3つ発表しました。Web上で加えられたアノテーションをより簡単に共有できるようになっています。

  • The Annotation Data Model
  • The Annotation Vocabulary
  • The Annotation Protocol

The Annotation Data Modelによって、どんな技術者でも互換性のあるツールやコンテンツを作ることのできる環境、情報が実現されています。

The Annotation Vocaburaryで、よりそうした環境が確かなものになっており、そして The Annotation Protocolはアノテーションを施したり、別のアノテーションと統合したり、Web上にうまく配分したりしています。

つまり、3つの新基準が補完的にアノテーションの環境をよりよく築き上げているのです。

こうした新基準の発表により、Web上のコンテンツの読者、視聴者あるいはユーザーの手でコンテンツを制御するようになるサービスが誕生し、これから発展していくものと思われます。

さらにこのシステムを理解したい方は、W3C公式サイトの「Web Annotation Architecture」もご覧になってみてくださいね。

Images: https://www.w3.org/annotation/diagrams/annotation-architecture.svg

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