業務を自動化するRPAとは?RPA時代に人間に求められるスキルセット

2017年6月 4日

これからの競争力強化を見据える先進企業では、 RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入し始めています。

RPAとは、ロボットによって、業務自動化をはかる取り組みのことです。AI(人工知能)の技術などを活用し、操作画面上で、任せたい業務の手順を登録するだけで、 様々なアプリケーション(ソフトウェアやブラウザ、クラウドなど)を行き来して処理することができます。

RPAを採用することで、「PC雑務」と言われているExcelにおけるデータの書き写しなど、いわゆる「ホワイトカラー業務」と呼ばれている日常の業務を自動化する企業が現れ始めているのです。

日本の労働環境に効くRPA

煩雑に感じる業務をソフトウェアが自動でこなしてくれるのは大変ありがたい話ですよね。 日本が少子高齢化で、労働人口不足が叫ばれる現状において、RPAは大きな存在となりそうです。

一般的にRPAを1体導入することで、人間2人から5人分の仕事に対応できるようになるため、その存在感は大変大きく、大幅なコスト削減にも繋がります。 世界的に見ても、現状の技術においてですら、15兆ドル、日本円で約1678兆円分の仕事量が自動化することができるといわれています。

このように、かなりの仕事量を自動化することができて、業務の効率化が図れることはもちろん良いことですが、行き過ぎると、人間の業務が限られてしまい、仕事が減ってしまうことは確かです。 ロボットと人間の区別化を行う際に、人間に求められているのは、どのような能力なのでしょうか。

自動化の進む社会で私たちが求められるスキル

RPAは、誰にでもできるような単純作業を、効率よく正確に行うという、 低価値とはいえ欠かせない業務分野で活用され始めています。

こうした状況で人間に求められるのは、大きく分けて2つではないでしょうか。 「クリエイティブなアイディアを提供できる人材」、そして 「特定の分野で高い専門性を有する人材」です。

人間が受け取るコンテンツをより快適に、あるいは効率的に改善するアイディアを見いだせるのは、現段階では同じ人間にしかできないことです。 そのアイディアを現実にするロボットや、AIといった手段を開発する人間も当然必要です。

「誰でもできる、もしくは機械にとって代わられる仕事」ではなく、「自分にしかできない、もしくは機械が代わることができない専門的スキルを求められる仕事」をする能力を持たなければ、これからの時代、仕事を選んだり、仕事につくということすら難しくなってくるかもしれません。

こうした人材を目指すのなら、専門的スキル、特にITに関わる知識は欠かせません。 特に、2020年のプログラミング必修化を目前にして、幼少期からのプログラミング教育の重要性の認知度が高まってきているため、これから育つ世代はその専門的スキルや発想力に長けた人材が多く育っていくことが想定されます。 もちろんそれは喜ばしいことですが、これからの少子高齢化時代において、なるべく長く仕事を続けたいと思うのであれば、若く幼少期からITに親しみ、プログラミング能力を伸ばしてきた世代の人材、そしてロボットと仕事の取り合いをしなければならないことを覚悟しなければなりません。

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