【Festival du Livre】南フランスのBookフェスタ

2017年10月16日

先日、南フランスのムアン=サルトゥー(Mouans-Sartoux)にて、 ブックフェスタ「Festival du Livre」の開催30周年が祝われました。 「Fesitival of books」とも呼ばれるブックフェスタは、本や文学に親しむ文化を祝うイベントであり、 ムアン=サルトゥー地区にある保養地「フレンチ・リヴィエラ」にて地元主催で毎年行われます。

フェスティバルには多くの人が集まり、イベントに招待された400人以上もの作家と、 さらに50,000人を超える読者や観客が参加しました。 今年は、本のサイン会やパネルディスカッション、文学の影響についての映画上映、 本の売店が出店されるなどのイベントが、3日間にわたって行われました。

文学をテーマに活発な議論も

パネルディスカッションでは、多様なジャンルの作家が様々なトピックについて話し合われました。 例えば、文学が社会にどのような影響を与えてきたのか、 なぜ文学が特に今日のグローバル化した政治情勢の中で広い知見を持つために、なぜ文学が重要なのか、 というような議題です。 ディスカッションを聞くなかで、歴史や文化や地理学だけではなく環境や植物学についての著書をもつ作家のお話が興味深く思いました。

作家だけでなく、読者が実際に、作者と顔を合わせて活発な議論をしている場を見ることができたのも刺激的でした。 また、カリグラフィー(書道)や印刷物の媒体を使ったアート作品、工芸品などの売店や展示会も見応えがありました。

私が文学から学んできたこと

文学は私自身の世界観を作る過程で、とても重要な役割を果たしてきました。 私のキャリアとしてマーケティングとコミュニケーションを選んだ主な要因でもあります。

今回ブックフェスタに参加して、読書が人間の生き方に与えた影響力に関して、 同じ考えを持つ人達と交流ができ、とてもうれしく思います。 グローバルコミュニティを発展させるためにできることは沢山ありますが、 その達成のための第1歩は、いろいろな人とアイデアを共有することです。 変化するための最大の手段ともなる文学に加え、人と会話することや文化交流することにより、 効果的にグローバルコミュニティが発達していくと私は考えています。

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