国際障がい者デーにちなんで Webに誰もがアクセスできることの重要性

2017年12月11日

「Webの力はその普遍性にある。障がいのあるなしに関わらず、すべての人がアクセスできるようにすることが非常に重要なことである。」 ―W3C理事、ワールドワイドウェブ開発者 Tim Berners-Lee―

12月3日は、国連によって宣言された国際障がい者デーです。その日にちなみ、先日W3CはWebが誰に対してもアクセスしやすいものであることと、Web基準の重要性を伝えるためのビデオを発表しました。また、このビデオはインターネットソサイエティが「インターネットをすべての人に」というビジョンに基づいて立ち上げた、『アクセシビリティプロジェクト』を支援するためのものでもあります。

そのビデオがこちらです。

私たちの仕事において最も気を付けるべきことは、Webへのアクセスのしやすさであり、それを確実に守るために私たちはインターネット・アカデミーの海外拠点であるxLabにて努力を重ねてきました。

私はW3Cのメンバーとして働くようになってから、Webが誰に対してもアクセスしやすいものであるということの重要性を理解し始めました。特にW3Cの公式サイトに掲載されている「WebデザインおけるWebへのアクセスのしやすさについて」を読んでから、誰もがアクセスできるようにWebデザインを工夫することがとても大事なことなのだと気が付きました。

W3CのWebサイトには、具体的に次のように書かれています。 「Webは能力に関わらず、人々に平等なアクセス権を提供しなくてはなりません。特に、国連は障がいのある人の権利についての会議障がいのある人の権利についての会議で、Webを含む情報へのアクセスと科学技術との交流が、基本的人権に含まれるということを宣言しました。」

冒頭で、Tim Berners-LeeのWebの強みはその普遍性にある、という引用をご紹介しました。私たちがWebサイトを作るとき、それを閲覧することのできる人が私たちと同じ環境や道具を使っている人々だけに制限されるべきではありません。

Webデザインで必要不可欠な要素は、わかりやすいレイアウト、代替テキスト、良いカラーデザイン、セマンティックなマークアップ、説明がつけられた動画などです。これらの要素に関してWeb開発者は妥協するべきではありません。

W3Cのサイト内に、Web開発をするにあたっての有効な情報が含まれているので、皆さんに共有します。

すべての人のためのWeb作りに貢献していきましょう!

テーマ

最新の記事

スタッフ別ブログ