W3CがCSS2.2の第一草案を発表しました
2016年5月29日

本日は、CSSの最新の動きについてご紹介をしたいと思います。CSSといえば、CSS3やCSS4などの情報が多いですが、実は、4月12日に、CSS2.2の第一草案がW3Cから発表されていました。そうです、CSS2.1のマイナーアップデートと言えるCSS2.2です。
すでに数年前からCSS3の各モジュールが少しずつW3C勧告化されてきていますが、その流れの中で、CSS2.1に足りなかったものなどを補ってきてますが、CSS2と今後の新しいモジュールとの相互互換性を高めるために、今回のCSS2のマイナーチェンジが行われているようです。
具体的には以下のような対応がCSS2.2の仕様上でされています。
- すでに広く実装されているCSS2との互換性は維持
- CSS2ですでに公開されている正誤表を全て盛り込む
- すでに一般に受け入れられる実装方法/慣行に従うように仕様を変更
- CSSコミュニティに受け入れられずに実装されなかった機能の削除
- CSS3で廃止される予定の機能の削除
- 実装経験上、CSS2の実装に必要とされるプロパティ値を少しだけ追加
基本的な方針として、CSS2はCSS3での機能のアップデートを推奨しているため、今回のCSS2のマイナーアップデートは、実情に合わせた修正と、CSS3との相互互換性を意識した対応ということでしょう。これからの動きにも注目ですね。
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