総務省後援「たてよこWebアワード」表彰式レポート
2017年4月27日

2017年4月20日(木)に、慶應義塾大学にて開催された「たてよこWebアワード」の表彰式に、インターネット・アカデミーは協賛企業として参加してきました。
今回は、その様子をレポートします!
「たてよこWebアワード」とは
「たてよこWebアワード」は、縦書きWeb普及委員会が主催し、インターネット・アカデミーをはじめさまざまな企業が協賛し、総務省などが後援するWebデザインコンテストです。

新聞・小説・漫画など、日本における縦書きの文化をWeb上に継承し、世界各国に広めるため、総務省が縦書きWeb普及委員会と共同で縦書きテキストレイアウトの国際標準化活動の推進、普及に向けた取組を実施しており、このアワードもその活動の一環として開催されました。
Webにおける縦書きテキストレイアウトとは、CSSの writing-mode という技術で表現されます。
その技術を用いた優れた表現、技術、アイディアにより、縦書きの新たな可能性を感じることができるWebサイトを今年1月から2月末まで募集し、3月にその受賞作品が発表されていました。
今回の表彰式は、その受賞者および企業をお招きし、W3Cのある慶應義塾大学にて開催されました。

「インターネット・アカデミー賞」は、誰の手に!?
デジタルと日本の伝統文化の融合が感じられる、たくさんの優れた作品の応募があったのですが、その中で、最優秀賞は株式会社プラスディー「衣のいのち」に送られました。
また、インターネット・アカデミーも協賛企業として「インターネット・アカデミー賞」を設けていたのですが、それには角川全国俳句短歌大賞事務局が制作した「2016年度角川全国俳句短歌大賞結果発表ページ」が受賞作品として選ばれました!

表彰式では、本ブログでもお馴染みの有滝先生が、受賞された角川全国俳句短歌大賞事務局へ表彰を行いました。

本作品の受賞理由は、次の通り発表されています。
時代の潮流に合わせて人々の想いが投影され親しまれてきた俳句の文化。その詠み手の想いと日本語の美しさを伝える上で、縦書き表記は欠かせません。本作品は、それらを見事に表現しています。
たてよこWebアワード公式サイト「結果発表」より
インターネット・アカデミー賞受賞、誠におめでとうございます!!

閉会の挨拶では、総務省情報通信国際戦略局通信規格課長の中西悦子氏が、 「マイノリティーと呼ばれる文化は、もっと積極的に情報発信をしていくべき。たてよこWebアワードを通じ、インターネット上のダイバーシティを確保していきたい。」とコメントをされていました。
インターネット・アカデミーでも、2020年の東京オリンピック開催に向けて、Webにおける縦書きの文化を世界に向けて発信し、技術を広めていきたいという思いが強くあります。
また、市場としても、Webサイトや電子書籍、デジタルサイネージ等でテキストレイアウトを縦書きにする技術の開発と人材の育成が急務といわれている中、こういった機会を活用し、さらにWebの表現や世界観を広げられる人材を育成できるよう、活動を行っていきます。
関連リンク
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