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ティム・バーナーズ=リー卿、慶應義塾大学名誉博士称号授与式・記念講演会レポート

2017.03.20

3月14日、慶應義塾大学の三田キャンパスにて、Webの生みの親として知られるティム・バーナーズ=リー卿に対する慶應義塾大学名誉博士称号授与式及び記念講演会が行われました。 このインターネット・アカデミーブログの読者の方には、もしかしたらティム・バーナーズ=リー卿に関する説明は不要かもしれませんが、簡単にご紹介をさせていただきます。ちなみに、本来であればティム卿とお呼びすべきところですが、私がW3C/MITに客員研究員として過ごしていたときには、「ティム」と呼ばせていただいていたので、この記事内でも愛情を込めて「ティム」と記載させていただきます。 Webの誕生と理念 さて、本題のティムについてですが、ティムは、現在マサチューセッツ工科大学コンピューター・人工知能研究所の教授であり、W3Cのデ

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インドが色に染められる日「ホーリー祭」

2017.03.19

私が、インドに住みはじめて、一番最初に驚いたのは、「お祭りの多さ」でした。というのも、インドはヒンドゥー教が一番多くはありますが、それでも全体の約80%弱で、その他、イスラム教やシーク教、ジャイナ教など様々な宗教があります。またインドは29の州に分かれていて、それぞれの州ごとにお祭りがあったりします。そんな様々な理由が合間ってか、本当にほぼ毎日のようにどこかでお祭りが行われています。 そのお祭りの多いインドの中でも、インド全国で共通して祝われるような大きなお祭りがいくつかあります。そのひとつが「ホーリー祭」です。ホーリーは、春の豊作祈願のお祈りをするお祭りです。もともとは北インドで始まっているお祭りですが、今では、南インドでもほとんどの地域でこのお祭りが行われています。イメージ的には、日本

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バンガロールが、世界一ダイナミックな都市に選ばれました。

2017.01.29

ダボス会議で有名な世界経済フォーラムのWebサイトにて、「世界のダイナミックな都市リスト」が公開されていました。元々のデータとしては不動産事業などを行うJLL社が取りまとめたデータですが、ダボス会議2017の一つの項目として、Webサイトで紹介されていたようです。 このダイナミックな都市の基準として、一番重要なのは「テクノロジー」と「イノベーション」とのことですが、詳細な項目としては「教育」や「研究開発」、「コネクティビティ」といった項目により、選定されます。「テクノロジー」や「イノベーション」がキーファクターということで、バンガロールが上位にランクインすることは想像できましたが、世界一になるとは正直、思ってもいませんでした。また、上位30都市の中にインドからは6都市が選出されているところ

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W3CのWebVR関連ワークショップレポートを読む

2016.11.27

10月に米国のサンノゼで開催された「W3C Workshop on Web & Virtual Reality」のレポートが公開されていました。このワークショップでは、Webブラウザー上で、VR体験を表現していくための課題や必要な技術標準について議論をされたようです。 ワークショップには、ブラウザーベンダーやVRヘッドセットの開発会社、VRコンテンツ制作会社やデザイナーなど120名もの技術者が集まったそうです。 特に注目されたトピックとしては、現在、すでに標準化をスタートしているWeb APIsの中でも、やはりWebVR APIを短期間での標準化を進めることが強調されていたようです。また、Webブラウザー上での360度ビデオの配信を可能とするプラットフォームの作成も一つの重要な課題

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W3Cが次世代Web技術のロードマップを発表

2016.09.25

W3Cが9月23日に「W3CのグローバルWebエクスパートがWebの未来のための技術ロードマップを計画」と題したプレスリリースを発表しました。 W3CはHTML5の仕様化を進めている時から「Open Web Platform」というキーワードを使っていますが、次世代Webを作り上げていく上で特にW3CがWebのプラットフォーム化を進めたい業界などを定めました。 以下、プレスリリースで挙げられている10の分野をリスト化してみました。 アクセシビリティ - WCAG 2.0はアクセスの良いWebサイト作りの基礎標準であり、政府や組織に世界規模で広く適用されています。来年までにWCAG 2.1用に項目を拡張し新しい作業を許可するため、また、すべてのW3C標準がアクセシブルであることを保証するため

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HTML5.1が勧告案(Proposed Recommendation)として公開

2016.09.18

9月16日に、HTML5.1の仕様書の勧告案が発表されました。当初の予定では、2016年の9月中に勧告を目指すという話でしたが、少し遅れが出ていて、勧告案に対するW3Cメンバー企業からのコメントの受付が10月13日までとなっています。 改めての確認となりますが、W3Cの仕様書が勧告されるまでには、「草案(Working Draft)」→「最終草案(Last Call Working Draft)」→「勧告候補(CR: Candidate Recommendation)」→「勧告案(PR: Proposed Recommendation)」→「W3C勧告(Rec: Recommendation)」という5つのステップがあります。 このうちの勧告案からW3C勧告となるまでの間に、W3Cメンバー

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Webサイトに360度コンテンツを導入しませんか?

2016.08.14

本日は、インド支店で取り組んでいるバーチャル・リアリティー(以下、VR)関連のアプリ開発サービスのご紹介です。先日の記事「バンガロールAR/VRハッカソンで入賞!」でご紹介させていただいたアプリもそうですが、順調にARやVRアプリの実績ができています。 そんな実績をご紹介するためにVR開発サービスのランディングページを公開しています。デモのコーナーでは、キャプチャ画面だけではありますが、どのようなアプリをこれまでに開発してきているかを少しだけ感じていただけるかと思います。また、ページの中盤には、360度カメラで撮影した写真を掲載しています。VRコンテンツの一つの代表的なコンテンツは、遠く離れば場所を360度の写真や動画を通じて、擬似的に体験できるというものです。このページで掲載しているよう

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25回目の誕生日。Happy Birthday, Web!

2016.08.07

昨日、8月6日は、World Wide Web、いわゆるWWWの誕生日でした。1991年8月6日、欧州原子核研究機構(CERN:セルン)で研究をしていたティム・バーナーズ=リーが、初めて「WWWプロジェクト」を発表したのです。現在でも根本の仕組みは変わっておらず、いわゆるリンクの機能をもったハイパーテキスト・システムを考案したことが、全てのWebサイトのスタートと言えます。 今年は2016年ですから、Webの25周年記念ということですね。実は、今年は、慶応義塾大学にW3Cの日本ホストが設置された20周年記念でもあるのです。Webの誕生が1991年、そしてW3C/Keioのスタートが1996年。W3Cにとってはとてもメモリアルな年ですね。 ちなみに、Google Groupにある「alt.h

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HTML5.1が勧告候補に

2016.06.23

4月にW3Cのブログで「Working on HTML5.1」という記事が公開されました。その内容を簡単にまとめたものを「HTML5.1は2016年9月に勧告?」でご紹介しました。 改めて、W3Cの仕様書がW3C勧告に至るまでのプロセスを確認しておくと、「草案(Working Draft)」→「最終草案(Last Call Working Draft)」→「勧告候補(CR: Candidate Recommendation)」→「勧告案(PR: Proposed Recommendation)」→「W3C勧告(Rec: Recommendation)」という5つのステップがあります。 先述のブログ記事の中でも、2016年9月の勧告を目指していて、6月中旬には勧告候補まで、というスケジュール

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